迷う紙は「種類」と「状態」で見る
古紙に出せるかどうかは、紙の種類だけでは決まりません。シールが付いている、ラミネート加工がされている、強いにおいがある、水にぬれた、といった状態も、判断に関わります。
製紙の原料にならない紙は「禁忌品」と呼ばれます。古紙再生促進センターの紙リサイクルの基礎知識によると、禁忌品が混ざると、製紙の工程で機械のトラブルや不良品の原因になります。迷う紙は、出す前に調べておきます。
古紙再生促進センターのよくある質問は、まず製紙原料に適さない紙類をまとめた資料を見て、そこに載っていない紙はチェッカーで調べるよう案内しています。
古紙分別チェッカーの使い方
古紙再生促進センターは、ウェブ上で古紙分別チェッカーを公開しています。手順は次のとおりです。
- 紙の種類を選びます。新聞、雑誌、段ボール、OA用紙、封筒、名刺、ハガキなどが並んでいます。
- 紙の状態を選びます。油、ガムテープ、金銀の箔押し、ラミネート加工、ビニール、シール、強いにおい、水濡れ・カビなどの項目があります。当てはまるものがないときは、その旨の項目を選びます。
- 診断の結果を見ます。リサイクルできるかどうかと、その理由が表示されます。
- 別の紙を調べるときは、最初からやり直します。
結果の読み方 一部を取り除けば出せる場合
結果には、可否と理由が示されます。一部を取り除けばリサイクルできる、という趣旨の表示もあります。
取り除ける部分は、取り除いてから分別します。センターの事業所向けの案内は、バインダー、クリップ、輪ゴム、付箋を、取り外すよう求めています。取り除けない例として、センターのよくある質問は、ペンキを塗った紙を、油性も水性もリサイクルできないとしています。
自治体や回収先の基準と違うことがある
チェッカーの判定は、古紙再生促進センターの基準に準じています。そのため、自治体などの基準と異なる場合があり、排出の際は自治体の区分も確認するよう、チェッカーのページに注意書きがあります。
よくある質問によると、センターは回収そのものを行いません。回収は、市町村などの自治体や、近隣の古紙回収業者が行います。チェッカーの結果は一般的な目安として使い、実際に出す先の基準は別に確かめます。
社内の分別表に反映する
調べた結果は、紙の種類、状態、結果、出す先を一覧にして残します。次に同じ紙が出たとき、担当者が替わっても、同じ判断ができます。
出せないと分かった紙の置き場所と出し方も、分別表に書いておきます。調べるのは、迷った紙だけで足ります。判断が固まった紙は分別表に移し、毎回は調べません。
それでも迷う紙の相談先
株式会社トヨダは、難処理古紙リサイクルを案内しています。対象は事業主様です。事例として、ロール状の紙管、ビニール付き袋、金付き段ボールなどを挙げています。回収できる地域として案内しているのは、京都府全域及び関西一円です。
チェッカーの判定と、株式会社トヨダが受けられるかどうかは、別の話です。受けられるかどうかや費用は、見積りの際にご確認ください。通常の古紙のスポット回収と定期回収は有料です。詳しくは難処理古紙リサイクルのページをご覧ください。