渡すまでの保管にも基準がある

京都市 京さんぱいポータルの産廃Q&Aでは、事業者は、産業廃棄物が運搬されるまでの間、廃棄物処理法に定める技術上の基準に従って保管しなければならないとされています。環境省のチェックリストも、運搬や処分を他人に委託する場合であっても、運搬されるまでの間は保管基準を守る必要があるとしています。つまり、回収を頼んだあとでも、業者が引き取るまでの保管は、廃棄物を出した事業所の務めです。

囲いと掲示板

保管場所の周囲には、囲いを設けます。京都市の処理の流れの案内は、囲いを設ける目的を、関係者以外が立ち入らないようにするためと説明しています。囲いの構造について、環境省のチェックリストは、保管する廃棄物の荷重が直接囲いにかかる場合は、その荷重に対して構造耐力上安全なものに限るとしています。

見やすい所には、産業廃棄物の保管場所であることなど、所定の事項を表示した掲示板を設けます。掲示板に書く事項は「所定」のもので、寸法を含め、この記事では扱いません。詳しくは、京都市の案内や、事業所がある自治体の案内で確かめてください。

飛散・流出・悪臭を防ぐ

保管場所から廃棄物が飛び散ったり、流れ出たり、地下にしみ込んだり、悪臭が出たりしないように、必要な措置を講じます。京都市の流れの案内は、必要に応じて容器などを使うことを挙げています。汚水が出るおそれがある場合は、公共の水域や地下水の汚染を防ぐ排水溝などの設備を設け、底面を不浸透性の材料(水がしみ込まない材料)で覆うことが、環境省のチェックリストに挙がっています。ねずみがすみつかないように、また蚊やハエなどの害虫が発生しないようにすることも、基準に含まれます。

屋外に積むときの決まり

容器を使わずに屋外で保管する場合、環境省のチェックリストは、積み上げた高さが所定の高さを超えないようにすることを挙げています。京都市のQ&Aは、屋外で保管する場合について、周囲に囲いを設けることと、1/2勾配(50%勾配)で保管することを挙げています。この勾配は、容器を使わずに屋外で積むときの、高さの上限の決め方です。廃棄物の重さが囲いにかかる積み方では、上限の決まり方が変わります。高さの数字や積み方の詳細は、この記事では扱いません。京都市の案内などで確かめてください。

種類ごとに分けて置き、置き場を点検する

京都市の流れの案内は、産業廃棄物を種類ごとに保管するとしています。京都市のQ&Aは、石綿含有産業廃棄物や水銀使用製品産業廃棄物を保管する場合は、ほかの産業廃棄物と混ざらないようにすることも、概要に挙げています。環境省のチェックリストは、保管について、次の点を「適・否」で確かめる形で並べています。

  • 囲いを設置しているか。
  • 掲示板を設置しているか。
  • 汚水が出るおそれがあるとき、排水溝などを設け、底面を不浸透性の材料で覆っているか。
  • 屋外で容器を用いずに保管するとき、積み上げ高さは適正か。
  • ねずみの生息や、蚊、はえなどの害虫の発生を防いでいるか。

詳しくは、さんぱいチェックの基本シートの保管の基準の項目を見るよう、京都市のQ&Aは促しています。京都市のQ&Aは、京都市内の事業場への案内です。市外の事業所は、所在地の自治体の窓口で、保管の基準を確かめてください。

株式会社トヨダへ頼む場合

産業廃棄物は、事業活動に伴って出た廃棄物のうち、法令で決められた種類のものです。家庭から出るごみは、産業廃棄物にはあたりません。

株式会社トヨダの産業廃棄物収集運搬は、サービスのページで、対象を事業主様と個人様、回収できる地域を京都府全域として案内しています。依頼には契約が必要です。回収の日まで置く間の保管は、法令の保管基準に沿って、廃棄物を出す事業所が整えます。依頼の流れは、産業廃棄物収集運搬のページで確かめられます。